住宅選び

住宅選び

ダレもが失敗したくないのが家づくりです。
しかし、家づくりを失敗する人が後を絶ちません。
なぜ失敗してしまうのでしょうか?
中には失敗したことに気づいていない人もいます。

家づくりを成功するために、私が住宅の営業・設計・施工管理で経験してきた中で、どのような点に注意すべきかを説明していきます。

成功する家づくりは、「総予算の早期把握」と「良き担当者との出会い」で決まります。
この2つが全てです。ここをしっかり理解していないと失敗します!

総予算の早期把握とは

自分たちの総予算を早い段階で把握することが大前提です。
予算オーバーにならないようにすることが重要であり、予算オーバーで買えなくなってしまえば、いくら素晴らしい家であっても何の意味もありません。

総予算とは、
自己資金(親等からの資金援助含む)+ 住宅ローン借入金額 = 総予算です。

住宅ローンを利用する場合は、しっかり住宅ローンの計算ができる建築会社や金融機関等で相談し、無理のない借入金額を早期に把握することが重要です。

総予算や住宅ローンについては、お金の話しのコーナーで詳しく説明していきます。

良き担当者との出会いとは

営業マンや営業担当者がいないと言っている会社や、経営者自らが担当している場合がありますので、とりあえず担当者としておきます。

良き担当者と出会うには、はっきり言って「ご縁」だと思います。
この人と出会えるかどうかで全てが決まると言っても過言ではありません。

良き担当者とは、自分たちとの会話の間やフィーリングが合い、資金計画の提案はもちろんのこと、設計や現場のことにも精通し、知識と経験が豊富で、しっかり話を聞き、さまざまな説明や提案をしてくれる男女年齢を問わずの正直者で、世話好きな担当者のことを指します。

「この人に任せておけば、イイ家ができる!」
このような担当者と出会えたら、間違いなく家づくりは大成功できます。

良き担当者についても重要なので、住宅選びのコーナーで詳しく説明していきます。


まず、家づくりを検討する上で、先に検討することがあります。

それは、建物の構造です。

自分たちの家は、木造が良いのか? 鉄骨が良いのか? それともコンクリートが良いのか? を決めないと、建築会社の選択ができません。

建物の構造とは

住宅には、大きく分類して以下の3つの構造があります。

  • 木造(W造)
  • 鉄骨造(S造)
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)

<木造>
在来工法 : 骨組み(柱・梁)で支える工法
壁工法  : 2×4、2×6工法など、壁や床の面で支える工法

<鉄骨造>
軽量鉄骨 柱・梁工法  : 骨組み(柱・梁)で支える工法
軽量鉄骨 ユニット工法 : 工場である程度製作し、現場で組み合わせる工法
重量鉄骨 柱・梁工法  : 骨組み(柱・梁)で支える工法

<鉄筋コンクリート造>
現場打ち工法 : 現場で鉄筋を組み、型枠を建ててコンクリートを流し込む工法
壁工法    : 工場で壁や床などを製作し、現場で組み立てる工法

※厳密に言うと、上記の分類には説明不足や混構造など別の工法も存在しますが、一般の方に分かりやすくするために簡素化しています。

各工法には一長一短があり、完璧な構造は存在しません。なお、大手ハウスメーカーでは鉄骨系が主流ですが、日本の住宅では木造の在来工法が最も多く採用されています。

従って、自分たちには何がいいのか? 何を求めるのか?

例えば、地震に強い家がいい! 省エネで住んでからお金がかからない家がいい!
自然素材を採用した健康に配慮した家がいい! おしゃれな外観デザインの家がいい!
などをしっかり検討する必要があります。

それによって、構造やそれを扱っている建築会社が決まります。

これらを決めるための情報として、
近隣に建っている家を見て、好みのタイプの外観を探してみる。
さまざまなハウスメーカーや建築会社のホームページを見て、好みの建物があるか調べてみる。
(小さい建築会社・工務店はホームページを持っていないことがある)

好みの中から資料請求し、カタログ等を集め比較検討する。
(小さい建築会社・工務店は商品やカタログなどがないことが多い)


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ホームページやカタログなどの資料では構造が決められない場合は、
次に、展示場の見学や完成見学会に参加して、建物の外観や間取りをしっかり見る。

自分たちの好みをはっきりさせ、3つの工法から選ぶ。

その中で、自分たちの気に入った会社に間取り作成を依頼する。

次回は、建物の特徴や各建築会社の違いについて詳しく説明いたします。

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