好みの建物の構造(木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造)を決めたら、次に それらを扱っている建築会社を選ぶことになります。
建築会社選びを失敗しないために
「まずは 建築会社や営業マンの本音を知ることが重要です。」
カタログはタダではありません。かなりのお金がかかっています!
資料請求や住宅展示場などに行くと、住所や名前、電話番号などを記入させられ、しつこい営業に合うのではないか?と考えている方が多いと思います。
⇒ 間違いなく、営業マンから電話や訪問があります。
なぜなら、お客様の状況や計画などを把握し、この先で追客するお客様(見込客)になるか?を見極めるためです。
私もハウスメーカーの営業担当ころは、資料請求や住宅展示場に来場されたお客様に対し、このお客様は どんな計画を持っているのか?を知るために 電話や資料のお届けで訪問し、内容を確認していました。
・今の家を壊して建て替える?(建て替え)
・今ある土地に新築する?(新築)
・これから土地を購入して新築する?(土地なし)
・所有している家を売却して、新たに土地から購入し新築する(買い替え)
・計画の時期はいつか?など、さまざまなことをお聞きし、情報収集をしていました。
お客様の心理からすると、まだ決めたわけではないし、まずは自分たちでネットや資料を見て検討するからそっとしておいてほしいというのが本音だと思います。
しかし、カタログ等の資料は以外と高く、かなりの費用がかかります。カタログは種類によりますが、一冊あたり 500~2,000円 程度します。
総合カタログ / 商品カタログ / 施工例カタログ / 会社案内など、複数の種類のカタログがあります。
通常、3~5種類のカタログを同封し、郵送する場合はカタログ一式と郵送料込みで2,000~
5,000円の費用がかかります。また、訪問して直接配布する場合でも、ガソリン代などの経費がかかるため、同程度の費用がかかります。
建築会社や営業マンからすれば、このような費用をかけたのだから、何とかお客様の情報を探り、見込客にしたいと考えます。
そのため、必ず営業マンから内容確認のため電話や訪問があります。
これらがしつこく感じられることもあるかもしれません。
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営業マンの労力の差
お客様とっては一回きりの住宅の計画になりますから何ら気にしないと思いますが、お客様の状況によって、建築会社や営業マンの労力が1.0倍から3.5倍の差がでます。
- 今ある土地に新築する(新築)
労力 1.0倍
- 今の家を壊して建て替える(建て替え)
労力 1.5倍 家を壊す段取り、仮住まい相談
- これから土地を購入して新築する(土地なし)
労力 2.0倍 土地探し手伝い
- 所有している家を売却して、新たに土地から購入し新築する(買い替え)
労力 3.0倍 所有物件査定及び売却手伝い、土地探し手伝い
これ以外に住宅ローン利用の有無により、利用の場合 +0.5倍 くらいになります。
全てのお支払いが自己資金(現金)のみで、今ある更地の土地に新築のお客様が 一番労力(1.0倍)のかからないイイお客様となるわけです。
営業マンからすると、受注の目標(ノルマ)がありますので、同じ1棟の契約で考えると手間が少なく①新築のお客様が楽でイイということになります。逆に④買い替えのお客様は売却及び購入の手伝い等で手間と時間がかかるため、お断りや相手にせずということが今でもあるようです。
また、売却しても既存ローンの残債があり 思うように資金計画が組めない場合もあります。
ハウスメーカー等では、平成元年ころは、バブル全盛期ともあり ③土地無しのお客様も土地探しで手間がかかるということで、相手にせずやお手伝いしないという会社が主流でした。ご自身で探して というスタンスでした。
その後、バブル経済が崩壊し、今まで土地に手を出さなかったハウスメーカーでさえ徐々に 土地の手配(自社分譲用地・仲介)お手伝いをするようになりました。
現在は、建物条件付き自社分譲用地の販売・自社の分譲住宅販売を数多く手掛けています。
ですから、③のこれから土地を購入して計画のお客様は、住宅ローンを含め 資金計画が成り立てば、見込客としてイイお客様になります。
次回は、家づくりの依頼先には「ハウスメーカー」・「工務店」・「設計事務所」の3つの選択肢と、それぞれの違いや選び方について説明いたします。
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しつこくされたくないと考える場合は、
自由記述欄に「訪問・電話はせず、連絡はメールのみでお願いします」と記入すると良いでしょう。
数社から間取りを作成してもらったら、気に入った会社にはメールで連絡後、電話などでコミュニケーションを取り始めることをお勧めします。